管理者:バカボン |
2006.09.17 (Sun)
第2話を読みたい方はここからどうぞ。
平成18年8月28日
今日は面接。通信機器販売店の営業希望。
面接会場の最寄駅に着き、会社を探す。
…あった。割と駅から近いし。。
その、何と言うか、かなり大きい。
今まで勤めた事のある会社の中で、それなりの
規模だった所もあった。そこよりは若干劣るが
建物だけ見ればなかなか大きめの企業と言える。
これは気合を入れねば。そう考え、カーブミラーで
自分の姿をうつし、ネクタイを締めなおす。
会社の中に入るとインターホンがあり、受け付けの
担当に繋がる様になっている。アポイントが無い
人間はここで門前払い、と言う訳だ。早速自分は
インターホンで面接に来た旨を伝える。
「それでは3階受け付け横の待合室でお待ち下さい」
受け付け担当と思われる女性からそう告げられる。
エレベーターで3階に上がり、右手にある待合室で
担当の人が来るのを待つ。正味2~3分ほどで
面接担当とおぼしき方が現れ、
「まずはこちらをご記入下さい」
と、1枚の紙を渡される。事前面接表みたいなものだ。
なぜこの会社を選びましたか?
貴方は会社にどのような貢献をしてくれますか?
等など、先に質問の答えを書いておく用紙。
男はヘタクソでありながらも出来るだけ綺麗な字で
答えを書く。その作業は10分ほどで終わり、また待つ。
「お待たせしました。では面接会場へどうぞ。」
担当の方が現れ、用紙を渡していざ面接会場へ。
会場に入ると、会議用机が2枚間を空けて並べてあり、
面接担当の方と向かい合わせで座るような、最も
面接らしいスタイルだった。会場には担当の方の他に
もう一人初老の男性がいた。どうやら人事部長さんらしい。
「それでは面接を始めたいと思います。」
実は【最も面接らしいスタイル】に不慣れである。
男の中の【緊張指数】がグンと上がる。
面接官は様々な質問を投げかけてくる。
しどろもどろになっていないか?
支離滅裂な事を言っていないか?
緊張が高まりながらも自問自答しつつ質問に答える。
「最後に、あなた自身のPRをどうぞ。」
最後の質問らしい。自分は明朗快活で云々と、
さも面接マニュアルに載っていそうなPRをして
是非働かせて下さい!と元気良く答える。
回答は5日以内にする、と言われ会社を後にする。
面接官の対応から手応えは感じていた。
これはなんとなく採用されそうだ。いや、される。
自宅に帰り、嫁にその旨を意気揚揚と伝え、
回答が来るのを期待して待っていた。
平成18年8月29日
念の為、ハローワークで情報収集。良い情報無し。
平成18年8月30日
念の為、ハローワークで情報収集。良い情報無し。
平成18年8月31日
念の為、ハローワークで情報収集。良い情報無し。
そう言えば学生の夏休みも今日で終わりか…
平成18年9月1日
そろそろ回答が来てもおかしくないはずなのだが
一向に来る気配が無い。いや、5日以内と言っていた。
明日がちょうど5日目。電話で来るのか郵便で来るのか。
男は【採用通知】が来るはず、と勝手に思い込んでいた。
続く。
平成18年8月28日
今日は面接。通信機器販売店の営業希望。
面接会場の最寄駅に着き、会社を探す。
…あった。割と駅から近いし。。
その、何と言うか、かなり大きい。
今まで勤めた事のある会社の中で、それなりの
規模だった所もあった。そこよりは若干劣るが
建物だけ見ればなかなか大きめの企業と言える。
これは気合を入れねば。そう考え、カーブミラーで
自分の姿をうつし、ネクタイを締めなおす。
会社の中に入るとインターホンがあり、受け付けの
担当に繋がる様になっている。アポイントが無い
人間はここで門前払い、と言う訳だ。早速自分は
インターホンで面接に来た旨を伝える。
「それでは3階受け付け横の待合室でお待ち下さい」
受け付け担当と思われる女性からそう告げられる。
エレベーターで3階に上がり、右手にある待合室で
担当の人が来るのを待つ。正味2~3分ほどで
面接担当とおぼしき方が現れ、
「まずはこちらをご記入下さい」
と、1枚の紙を渡される。事前面接表みたいなものだ。
なぜこの会社を選びましたか?
貴方は会社にどのような貢献をしてくれますか?
等など、先に質問の答えを書いておく用紙。
男はヘタクソでありながらも出来るだけ綺麗な字で
答えを書く。その作業は10分ほどで終わり、また待つ。
「お待たせしました。では面接会場へどうぞ。」
担当の方が現れ、用紙を渡していざ面接会場へ。
会場に入ると、会議用机が2枚間を空けて並べてあり、
面接担当の方と向かい合わせで座るような、最も
面接らしいスタイルだった。会場には担当の方の他に
もう一人初老の男性がいた。どうやら人事部長さんらしい。
「それでは面接を始めたいと思います。」
実は【最も面接らしいスタイル】に不慣れである。
男の中の【緊張指数】がグンと上がる。
面接官は様々な質問を投げかけてくる。
しどろもどろになっていないか?
支離滅裂な事を言っていないか?
緊張が高まりながらも自問自答しつつ質問に答える。
「最後に、あなた自身のPRをどうぞ。」
最後の質問らしい。自分は明朗快活で云々と、
さも面接マニュアルに載っていそうなPRをして
是非働かせて下さい!と元気良く答える。
回答は5日以内にする、と言われ会社を後にする。
面接官の対応から手応えは感じていた。
これはなんとなく採用されそうだ。いや、される。
自宅に帰り、嫁にその旨を意気揚揚と伝え、
回答が来るのを期待して待っていた。
平成18年8月29日
念の為、ハローワークで情報収集。良い情報無し。
平成18年8月30日
念の為、ハローワークで情報収集。良い情報無し。
平成18年8月31日
念の為、ハローワークで情報収集。良い情報無し。
そう言えば学生の夏休みも今日で終わりか…
平成18年9月1日
そろそろ回答が来てもおかしくないはずなのだが
一向に来る気配が無い。いや、5日以内と言っていた。
明日がちょうど5日目。電話で来るのか郵便で来るのか。
男は【採用通知】が来るはず、と勝手に思い込んでいた。
続く。
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