第1話を読むならココからどうぞ。


奥の部屋から現れた「営業と思しき方」に
連れられ電車に乗る。道中、色々質問されるが、
質問内容は8割がた雑談。肝心な仕事の話は
ほぼできないまま3駅程行った所で下車。
すぐに取引先に向かうのかと思いきや、
駅近くの公園で一服しよう、との事。
この方はサボリーマンなのか？と思ったが、
ベンチに座るや否や仕事の説明を始める。

「このサービスチケットを売ってまわります。」

と言って見せられたチケットは居酒屋の割引券。
1枚3000円で7000円以上飲食した際、1回使うと
3000円割引すると言う物。使用可能期間は半年間。
事前販売をして来客増を狙った企画商品である、
と説明を受けるが、どうも理解し難い。

「まぁとにかく後ろについて見てて下さいね。」

そう言って立ち上がり、すたすたと歩き始める。
まぁしょうがない、とにかくついて行こう。
行く先は民家。割引チケットの説明を始める。
近くに出来た居酒屋の営業代行でまわってます。
チケットを使うと各段に安くなるから買いませんか？
的なセールストークをするが全く売れる気配が無い。

なんと言うか。。それは売れないんじゃないか？
あ、そうか。チケットそのものの売上はどうでも良くて、
宣伝を代行すると言う事で居酒屋から金を貰ってる、
と言う事ですか？と営業と思しき方にたずねてみる。

「いいえ、このチケットの売上自体が会社の売上です。」

…今までルート営業だったせいもあるのだろうが、
男には理解がしがたかった。胡散臭さがプンプンする。
そして、行く先々で営業するもことごとく断られ、
正味１時間、15軒程ついてまわって売上はゼロ。

「どうです？こんな仕事なんですよ。」

どうです？と言われても…。これは無理だ。
扱う商品がどうにも胡散臭過ぎる。止めておこう。
大変申し訳ないが、自分には向いてそうにない、
と断りを入れ仕事見学を中断し帰宅する。
とりあえず、社会勉強にはなった。


平成18年8月23日
またハローワークに向かうも、新しい情報は無し。
コンビニに寄って帰宅。


平成18年8月24日
いつものようにハローワーク。1件だけ希望条件に
近い会社があったので紹介状を書いてもらう。
Eメールにて履歴書と職務経歴書、紹介状を
送るよう指示されたので、自宅に戻り作成する。
昼間に送信したので夕方辺り返答があるかと
思いきや、何も無し。今日はこれでおしまい。


平成18年8月25日
昼過ぎまで自宅待機するが、一向に連絡無し。
メールが送れてなかったのか？と心配になり
夕方、問い合わせの電話をいれて見ると、

「メールは届いてませんでしたが、面接に来て下さい」

と言われる。送ったはずなんだが。。。
まぁとりあえず面接が1件決まったので良しとしよう。
面接日程が8月28日に決定した。


続く。

人気blogランキングへ

良かったらクリックしてご協力くださいな